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同じ医療保険なのに、生命保険会社は「保障」、損害保険会社は「補償」??? 何故でしょう?​
生命保険は、国民の生活を守る国の「社会保障制度」を代替又は補完するということから「~を保障します」 という表現を使用しています。​
一方、損害保険は、「財産や健康等を損なった場合に、それを金銭で補う」ということから「~を補償します。」という表現を使います。​

以前は生保と損保の商品が明確に区別されていた為、あまり意識しなかったのですが、いわゆる「第三分野の保険(医療、がん等)」が登場し、​生保・損保両社で販売するようになったため、同じ商品で表現が違うのは何故?という疑問が出てきたのです。​
では、商品内容に大きな違いがあるのでしょうか。​
例えば、医療保険を例にとってみると、団体医療保険の「ホショウ」内容は生保、損保とも変わりません。​
しかし、保険料を比較すると、既に保険料が自由化されている損害保険会社の商品の方が、一般的に価格競争力は高いといえます。​
加えて、団体を組成する条件も損害保険会社の方が緩やかで加入しやすくなっています。​
具体的には、任意加入の場合、損保会社の商品は10名の契約者で団体が組成出来るのに対し、生保会社の商品は団体を組成する為には、最低25名の契約者が必要です。更に、団体の種類(組合等)によっては最低100名の契約者が集まらないと団体の組成が出来ない場合もあります。​
一方、「ホショウ」期間はほとんどの損害保険会社の商品は65歳迄としているのに対し、生保会社によっては89歳迄加入できる商品もあります。​

「定年後も割安な保険料で保険を提供する」会社は、従業員にとって「安心して働ける会社」ですよね? ​
人材確保が厳しさを増している昨今、団体保険制度をフルに活用・充実させ、安心して働ける職場環境を整えることを真剣に検討し、整備・構築​する時代となりました。​

因みに、「年金」の分野では、「保証」(元本保証、最低利回り保証等)を使います。ややこしいですね。